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個人の相談業務を中心としたファイナンシャルプランナーとして活動中
2001年7月独立。





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2006年03月22日

セカンドオピニオンの依頼

FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント  第13号より抜粋

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【現場の事例から】

 ●セカンドオピニオンの依頼 
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 先日、朝日新聞の記事を見たということで、新規の相談依頼がありました。
 この方は、昨年、ある独立系FPに相談して保険の見直しをしたのですが、
 不安を感じるところがあり、セカンドオピニオンを私に求めてきたのです。

 セカンドオピニオンといえば、今、医療現場では盛んにいわれていますね。
 担当医以外の医者に意見を求めることで、担当医の独断によらないよう積
 極的に取り入れられています。


 Aさんは40代の主婦。昨年ホームページで検索して知った、ある独立系
 のFP事務所へ保険の見直し相談へ行きました。相談を受けた直後は、
 FPの説明に納得し、「こんなことができるなんてさすがプロだわ」と思
 ったそうです。そして、提案された計画通りに、当時加入していた医療保
 険を解約し、新たな保険に入り直しました。

 しかし、少し時間が経ってAさんが相談した時にとったメモなどを見直し
 ていたところ、ちょっとした疑問を感じたというのです。「もっといい方
 法があったのではないか」と。そして自分なりに計算したところ、本当だ
 ったらもう200万円も節約できる計算になったというのです。

 そこで相談した事務所へその件を問い合わせると、確かにAさんの試算通
 り、本来なら1100万円の節約になるところが900万円の節約になっ
 ているが、しかしその分保障内容は充実しているので問題はないと思った、
 といわれたそうです。そして、うちの事務所が信頼できないのであれば、
 他に相談すればいい、というようなことまで言われたといいます。

 そこで不信感がつのり、残る3つの保険の見直しも予定していましたが、
 その内容がいいのかどうか悩んで、私のところへセカンドオピニオンを求
 めてきた、というわけです。


 内容を聞くと、Aさんは夫婦型の終身医療保険に加入していました。それ
 で、この保険では夫が死亡したら妻の分の保障はなくなってしまう、とい
 う説明を受けて、それを解約し、新たな保険をすすめられたといいます。

 実際、夫婦型の医療保険ではそのようなものも多くあります。しかし、A
 さんが加入していたものは、主契約者の夫が死亡しても、妻の保障は残る
 ものでした。そのFP事務所ではそこの保険会社の商品も扱っていますか
 ら、確認をすることはできたはずです。そして、もし夫の死亡後、妻の保
 障がなくなってしまう保険だったとしても、すでに加入してから5年以上
 経っていることもありますから、夫婦型を夫個人の終身医療保険として残
 して、妻だけ新たな保険に加入する方が効果的なのは明かです。

 プロのFPであれば、そういった手法は知っていて当然のことであって、
 Aさんの話を聞く限りでは、その事務所が保険加入を優先させて、提案し
 ているとしか思えないのです。


 私も同業者の悪口を言いたくはありません。いいFPがたくさん活躍して、
 FPの認知度や社会的地位が向上して欲しいと思っています。ですが、そ
 のような診断をしていては、世の中でFPが形を変えた(悪い意味で)保
 険屋としか思われなくなってしまうのではないかと思うのです。


 最初Aさんから依頼のメールを受けたときは、「もしかしたらものすごく
 細かい人で、疑い深い人なんじゃないだろうか」なんて思い、セカンドオ
 ピニオンなどと言って、同業者がした診断を否定するような仕事はしたく
 ないな、と感じていました。

 しかし、実際会ってみると、Aさんはとても常識的な人で、決して重箱の
 隅をつつくように、見直し内容を疑っているわけではないことがわかりま
 した。そして、その見直しで失敗したことを、「主人に申し訳ない」と繰
 り返す姿を見て、とても気の毒な気持ちになりました。
 マスコミでも結構取材されているところだったので、私としてはちょっと
 残念印象を持ってしまいました。

 そのFP事務所が意図的にそのような見直しをしたのか、担当したFPの知
 識不足からそのような提案しかできなかったのか、本当のところは分かり
 ません。
 しかし、保険加入ありきの相談をしては、今後その事務所にとっても決し
 て良い結果になりません。そして何よりFP全体の信頼に関わる問題です。

 これを読んでいるFPの人、これからFPになろうとしている人は、ぜひ、
 しっかりした倫理観とプライドを持って、相談をしていってもらいたいと
 思います。そして、一緒にFPの社会的地位を向上させたいですね。

 
 
 


投稿者 宮本久史 : 2006年03月22日 17:45

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