« お客を切る覚悟を持つ | メイン | 自分より優秀な人材を集めよう »
2006年06月14日
個人情報の意識について
FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント 第23号より抜粋
------------------------------------------
【相談者とのつきあい方】
● 個人情報の意識について
-----------------------------------------
名前、性別、生年月日、貯蓄高、年収などなど、FPというものはまさに
個人情報の固まりを扱う仕事です。
私の場合は、ネットで相談申し込みが入ると、面談前に保険証券や年収、
家族構成などを聞くアンケートを送ってもらうようにしています。それを
もとに、事前に資料などを準備し、効率的な面談ができるようにするため
です。
しかし中にはそれに関して抵抗があるお客さんもいます。「会ったことも
ないのに、そこまで信用して大丈夫なのでしょうか?」というのです。
でもそこで、私が自分で、「大丈夫ですよ! 信用して下さい」というの
もおかしいですよね(苦笑)。
こういう人には、どう回答すれば良いのでしょうか?
答えは簡単。仕事を引き受けなければいいんです。
個人情報に関しては、過敏になっている人がとても多くなってきた気がし
ます。
いくらホームページなどで個人情報の取り扱いについて、うちはこうして
いますと立派に書いたところで、心配な人は心配になるのではないでしょ
うか。
文章において「こう書いてあるから安心」とはならないような気がします。
ですから、私の場合は相談の申し込みはしたものの、「どうしても事前に
送らなくちゃダメですか?」などとメールで書いてくる人には、「アンケ
ートや保険証券のコピーを送るのがご心配なうちは、まだ相談しない方が
いいんじゃないですか?」とやんわり断るようにしています。前回書いた、
お客をきる覚悟と同じですね。それでやめる人ももちろんいるわけですが、
そうやって断られることで逆に安心して、事前資料を送ってくる人もいま
す。
皆さんもどんな方法だったら、もっと安心感を持ってもらえるかご自身な
りの方法を考えてみてくださいね。
個人情報に過敏な人が増えると、この仕事はやりにくくなるように思うの
ですが、最近、個人情報の保護を逆手に取った方法を考えました。
例えば生命保険診断を終えると、「今回案内した保険に入りたいときは、
私に依頼してもらってもいいし、ご自分で保険会社に問い合わせてもいい
し、どこから入っても結構ですよ。私から入っていただけるのであれば、
いつでも連絡してください。」とお話してきたんですね。
しかし最近では、診断後に以下のような内容の文面を渡すようにしていま
す。
「診断後1か月間は今回の相談内容の資料などを保管しますが、個人情報
保護のため、1か月を過ぎてご連絡がない場合は、今回の資料は全て溶解
処分させていただきます。私のところから加入したいという意志がある方
は、1か月以内にその旨をお知らせ下さい。」
もちろん主は個人情報対策でもあるのですが、実際、面談の数が増えるに
したがって、事務所で書類を保管するのも大変になってきたということも
あります。そして何より、締め切りを作ることでお客さんの行動を促して
いるんですね。今年の5月からこのやり方を始めたのですが、クロージン
グ率は確実にあがりました。
あとは、やはり自分が精神的に楽になりましたね。相談を終えて、かなり
手応えは感じていたのに、申し込みの連絡がなかったりすると、気持ちの
どこかにあの人はどうなのかなぁ、などと気になっちゃうんですよね。期
限をつくることで、そんな風に気をもむこともなくなりました。
FPを悩ませる個人情報に対する意識。発想を変えると、メリットとして
も使えます。
投稿者 宮本久史 : 2006年06月14日 11:06




