2006年10月17日
FPと学歴
FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント 第39号より抜粋
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【経験から学んだこと】
● FPと学歴
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今回は、「FPに高学歴は必要か?」というテーマで、考えてみたいと思
います。最近は、就職活動時でも「フリーエントリーと言って、出身大学
等の学歴にはこだわりません。」というところが多いようですが、そうと
は言っても、仮に能力に大差ない二人の学生がいたとして、一人が国立
(旧帝大)や早慶で、もう一人がそれ以外の大学だったら、やはり採用側
としては、まだまだ出身大学が第一印象に影響するということはあるでし
ょう。
※旧帝大とは、北大、東北大、東大、京大、阪大、九州大を旧帝大といい
ます。
採用担当者に言わせると、数回の面談でその人の能力を見極めるのはとて
も難しく、どうしても誰(採用担当者の上司)が見ても納得できるものが
学歴というブランドであり、最近はまたこの採用傾向が強まっていると言
われています。
あと、人事担当者としても有名大学から採用したのに仮に能力がなかった
としても自分の役割は果たしたという安心感があるとも言われています。
話は変わりますが、今はそうでもありませんが私自身も若い頃は強い学歴
コンプレックスを持っていました。私は一応大学は出ていますが、偏差値
が高いところではありません。私は、なかなかそのコンプレックスを捨て
られず、食品メーカーから経営コンサルティング会社に転職しました。
25歳の時の話です。
経営コンサルティング会社というブランドがある組織に所属することで、
自分の学歴コンプレックスを補おうと思ったのですね。
そこは、1年間コンサルティングの研修をしてから実務に配属されるとい
う仕組みで、その研修には銀行や保険会社からの出向者も多く来ていまし
た。企業から出向して勉強しているわけですから、当然企業でも将来を有
望視されている人で、有名大学出身の人がほとんどでした。
その中に私より2つ年上の京大出身の人がいました。彼は銀行から出向し
てきていて、周りからも将来の頭取候補だと言われていました。実際、彼
の問題整理能力と論理的説明能力は、非常に高かったと思います。話す内
容全てが論理立っていて、説得力があるんですね。
ただ、コンサルティングの現場では3〜4人がチームになって提案するこ
とが多く、個人の意見や考えを集約させて提案を作り上げる必要がありま
す。
しかし一緒に活動するうちに、彼個人としての能力は高いものの、普通の
人(一緒にチームを組んでいる人間)を見下すところが目に付くようにな
りました。
自分は何でもすぐに飲み込んで分かってしまうので、すぐに分からない
(理解できない)人の気持ちが分からなくて見下してしまうようななので
す。
大多数の人は、普通の人です。その人の気持ちが分からずに人を動かすこ
とができなければ、いくら自分の能力だけ高くても仕方ないですよね。
私もはじめのうちは、彼のことを「すごいなあ」と羨望の眼差して見てい
たのですが、彼の弱点に気付いてからは、そんなにうらやましいと感じな
くなりました。
私は、学歴(経歴)はないよりはあった方がいいと思います。でも、それ
はFPにとって必ずしも必要なものではなくて、もしないのであれば何で
補うか?ということを考えることが大切だと思います。
みなさんはご存知だと思いますが、FPにはAFPとCFPの2種類の資
格があります。CFPの方が難しいので、こちらを持っているFPの方が
能力が高いと思う方もいるかもしれません。
しかし、実際実務をしていて実感するのは、知識というのは、どの引き出
しに何が入っているかが分かってて、どういうときに活用すれば、よいの
かをわかっていれば十分だと思います。
(もちろんその活用の仕方ぐらいは分かる知識は必要ですが。)
知識オタクになってしまっている人をたまに見かけますが、お経を諳んじ
るように詳細を記憶したところで、あまり役に立つとは思えません。
相談実務をメインにするFPにとって重要なのは、学歴や、さらに難しい
資格や知識を追い求める(自分のブラッシュアップにはとても大切です。)
よりも、お客さんの方から相談をしたいと思わせる理念や相談相手に安心
感をもっていただくヒアリング能力や、またその相談者を開拓するための
マーケティング能力なのだと思います。
ちなみに、私はCFPは取る必要性は無い、AFPで十分だと言っている訳では
ないので念のために。
それではまた次回お会いしましょう!
★ご意見・ご質問はこちらからどうぞ。
→ http://www.fp-osaifu.net/Q&A.html
2006年09月01日
本業で儲けよう!
FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント 第33号より抜粋
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【経験から学んだこと】
● 本業で儲けよう!
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今は日々の業務で忙しくしているので、余計なことは考えないのですが、仕
事が少なくて暇なときは、(自分の)お金の運用について結構考えてしまう
んですね。
FPという肩書きがあるだけに、また他の一般の人より知識もあるという自負
もありますし、増やしたいという野心もあるわけです。
ハイリスクハイリターンと言われている、商品先物とかFX(外国為替証拠金
取引)とかにも手を出しているFPは割と多いみたいですね。
実は、私も一時期やっていたことがあるのですが、一日数十万円得をしたり、
また同じくらい損をしたりと、パチンコと同じとまでは言いませんが、俗に
言うマネーゲームといってもいいでしょう。
こういう商品は上手にやると、簡単に生活費くらいは稼げてしまうので、仕
事があまりない駆け出し頃など、頼りにしたくなる気持ちも分かります。
でも、結論から言ってこういうお金の稼ぎ方は私の経験から言ってあまりお
勧めできません。
ある人たちは、「FPなんだから、株価や為替の動きに敏感になるためにも、
投資活動は必要」と言い訳もしますが、商品・金融・為替先物等の、ハイ
リスクな投資をしていなくても、景気の動きには敏感に反応できると思い
ますし、またそうして当然だとも言えますよね。
私の時の場合は、いつも値動きの数字ばかりが気になってしまって、本業に
身が入らなくなってしまい、「こんなことをやってたら駄目だ!」と自分で
気づいて、3年以上前に足を洗いましたが、結局、トータルでは損で終わり
ましたね。(笑)
そこから何を学んだかと言うと、「本業で儲けよう」ということ。
当たり前の話なんですが、立ち直れなくなるほどの怪我を負う前に、その痛
さを分かることができたのは、ある意味よかったのかな、とも思います。
あとよく聞く話では、健康食品などのネットワークビジネスにはまるFPもい
るみたいです。たくさん人と会う仕事なので、はまりやすいみたいですね。
中には、本業と副業が逆転してしまっている人もいるようなので気をつけた
いですね。
以前に書いたこともありますが、私は開業当初はポスティングのアルバイト
をしながら、FPの仕事をしていました。本業で食べていけるようになるまで
は大変ですが、これからFPを目指す人、開業したばかりの人には、人間
(自分)の弱さを分かった上で、安易な副業に走らないように気をつけて欲
しいなぁ、と思います。
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ あとがき
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最後までお読みになっていただきありがとうございます。
今日から9月ですね、私の住んでいる千葉市は朝方などは涼しくなってきま
した。
最近、このメルマガでの記事への質問やご感想、ご意見をいただくことが少
しずつ増えてきました。
※ご質問を頂く際には、匿名でもOKです。
いただいた【質問・ご感想・ご意見】には、またこのメルマガにて私なりに
回答(皆さんとシェア)させていただきたいと思いますので宜しければ下記
からご連絡下さい。
こちらから → http://www.fp-osaifu.net/Q&A.html
それではまた次回お会いいたしましょう。
2006年03月14日
負けを認める覚悟
FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント 第12号より抜粋
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【経験から学んだこと】
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私が自分で弁当屋を始めたときは27歳の時でした。
マーケティングや経営については自分なりに勉強していたので、うまくいく
と信じて疑っていませんでした。
開業した時は、私が代表、当時つきあっていた彼女と信頼のおける大学時
代の友人が従業員という形になって、3人で会社を始めました。彼女は栄
養士の資格もあり、将来は結婚するつもりでした。大学時代の友人もとて
も仲のいい友人で、きっとうまくやっていけると思っていました。
転機は半年目に訪れました。はじめのうちは、「大変でもがんばろう!」
と意気込んでいたメンバーも、なかなか楽にならない経営に不満を持ち出
しました。
まずは友人の仕事ぶりが変わってきました。もらっている給料以上の仕事
をさせられている、という思いがたまっていったのでしょう。手を抜いて
いるとしか思えないような、仕事をするようになりました。
私としては、「売り上げをあげるために努力もしているし、今はまだそれ
だけしか払えないんだから、仕方ないじゃないか」という思いがありまし
た。さらに「これだけ給料を払っているんだから、もっと働いてもらえな
いと困る」という思いもあり、だんだんと信頼関係が揺らいでいきました。
そして彼の仕事ぶりが経営にも悪影響を及ぼすようになり、最終的には、
辞めてもらうような形になってしまいました。
その後は、パートやアルバイトはいるものの、実質的なメンバーは彼女と
自分だけになってしまいました。仕事は朝6時から夜11時まで。お互い
顔を合わせながらも、余裕もなく、2人の関係はだんだんギクシャクして
いきました。そして、開業から1年経った頃、その彼女も私の元から離れ
ていきました。
当時は、自分の元を離れていった2人の気持ちが分かりませんでした。
「なんで自分はこんなにがんばっているのに、分かってくれないんだ!」
という思いが強く、ひどく裏切られたような気持ちになっていました。
その後約3年、1人でお弁当屋を続けました。
「ほらうまくいったじゃないか」というところを2人に見返したいという思
いもあって、必死で仕事をしました。
その甲斐があってか、一時期、順調にいっていた時期もありました。
気持ちに余裕ができてくると初めて、
「自分の器量が足りなかったんだなぁ」と反省できるようになります。
たしかに、自分が彼らと同じ立場だったら、同じことをしたかもしれない
なぁ、と。
人は窮地に追い込まれると、どういう行動に出るかわからない。この出来
事から得た私の教訓です。
しかし、結局うまくいっていたのは一時期だけで、前にも書いたように、
最終的には人件費を払うために注文を取ってくるような事態に陥り、開業
して4年でお弁当屋を辞めることにしました。
しかし、一緒に始めた二人が去っていったので、とにかく事業を成功させ
て見返してやりたい、という気持ちは強く持っていました。
それだけに、やめる決心をするまでには大変でした。「ほら、やっぱりう
まくいかなかったじゃないか」と思われるのは悔しいわけです。しかし、
ダメなものはダメなわけで、1回負けを認めて、新しい仕事でがんばろう、
と思い直しました。
事業として駄目なときは、切り捨てる覚悟と勇気も必要です。実際、この
FPの仕事を始める時も、「3年やって駄目だったら、辞めよう」という
覚悟で始めました。
最近はFPの業界でも、これから独立するFPをバックアップをする会社が出
てきています。
「独立しましょう! あなたの経営が成功する為に強力にサポートします!」、
「大事なのは熱意と情熱です!」
など、どんどん独立を推奨するような言葉を投げかけます。
また、独立を考えている人の傾向としては、現状の自分の置かれている立場
に不満があったり、自分の能力にそれなりに自身を持っている人が多いよう
に見受けられます。
外の世界に現在の状況を打開する世界が広がるのであれば、その扉を開いて
みたくなる気持ちになるのもよくわかります。
何故なら、私もその傾向が強い人間でしたから。(笑)
しかし独立した瞬間に、これから自分が下していく全ての責任は自分にある
と考えられない人であれば、まだよく考えることが必要かもしれません。
あくまでも独立スクールは「業」である。ということを理解して自分の活用
にあてるようにしなければ、独立スクールに行って独立開業したけれど肝心
なお客が相談しにこなくて、慌ててしまうことになりかねません。
私のところへも、時々「FPで独立したいんですが」、「独立スクールで勉強
してきたのですが、思ったほど上手くいきません。」
という相談が寄せられることがあります。しかし、話をお聞きする人によって
は現在会社員の方であったら辞めない方がいいですよ、とアドバイスすること
も多いのです。
負けを認める覚悟、独立してやっていくにはこういう考え方も場合によっては
必要だと思います。
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■ あとがき
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最後までお読みになっていただきありがとうございます。
ちょっと本論の続きになりますが、
以前に私が書いた別のメルマガで「情報にはベクトルがある」ということを
書いたことがありますが、何故そういう独立スクールが自分達(自前)で直
接の相談業務を展開をせず、FC型教育に力を入れているのか。
自分なりに考えてみることも大切ではないでしょうか。
読んでいない方はコチラ ↓ ↓
http://www.osaifu.net/back_mag/archives/2005/12/post_10.htm
2006年03月03日
かっこつけないで、弱みを強みに
FPで独立!稼げるFPになるための思考のヒント 第11号より抜粋
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【経験から学んだこと】
● かっこつけないで、弱みを強みに
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私が独立をした当初は、事務所を新たに借りることはしないで、自宅兼事
務所で始めました。これはまず、経費をできるだけ抑えて、「ここぞ!」
という時にお金が使えるように、との思いからです。
前にも書いたように、私は以前にお弁当屋を経営していました。FPで独
立しよう、とする方には会社員からという人が圧倒的に多いでしょう。私
のように別事業からの独立から独立への転身という人はあまりいないかも
しれませんね。
私の場合はお弁当屋時代の経験から、家賃、人件費、在庫など、経費を抱
える辛さは身にしみて分かっていました。実際に経験してみないと分から
ないかもしれませんが、売り上げがなかなかない時に、通帳からどんどん
経費が引き落とされていくのを見るのもですが、精神的にもはかなりキツ
いものがあります。
そうすると、「ここにはお金をかけるべきだ」というチャンスの時にも、
なかなかお金を使えなくなってくるんですね。これが一番つらい。
事務所といっても、今は1か月3万円程度で借りられるワンルーム事務所
のようなものもあります。家で仕事をするのでは、けじめがつかないなど、
自分を追い込むのが理由で、そういうところを借りるのも一つの方法かも
しれません。
しかし、事務所がなければ開業できない、ということでは決してありませ
ん。もしかしたらあなたは、「自宅で相談なんて、ちょっと怪しまれない
だろうか?」とか「事務所もないのに、信用してもらえるだろうか?」な
んて考えるかもしれませんね。
私は、それはFP側の考えだろうと思っています。そもそも、知名度のな
い一個人のFPに相談しようと思ってくれる人は、体裁なんて気にしない
んじゃないかと思うのです。むしろ、自宅を事務所としていることで、経
費が少なくて済む分、相談料も安くできる、ということをウリにしていっ
た方が、お客さまも喜ぶのではないでしょうか。
「自宅が事務所」という、一見するとマイナスのイメージも、「自宅を事
務所にしているから、相談料が安くできる」というプラスのイメージに変
えることができるのです。
毎月確実に通帳に給料が振り込まれる会社員の人にはなかなか分かりにく
いかもしれませんが、お金がない、というのは本当につらいことです。か
といって、開業早々、集客して売り上げをあげていくのは難しい。そこで、
私は開業当初は、本業に差し支えない程度にアルバイトをしていました。
これには賛否両論あると思います。副業で稼げてしまったら、易きに流れ
ていってしまうとか、その間に相談の電話がかかってきたら、チャンスを
逃してしまうとか、いろいろ否定派の意見もあるでしょう。
しかし、私の場合は、仕事もなく家にずっといることは、精神衛生上よく
ないと感じました。ならば、一日のうち数時間はアルバイトをしたほうが、
少しは収入も入って心に余裕もできるし、気晴らしにもなるだろう、と思
ったのです。電話も秘書サービスなどいろいろありますから、そういった
ものを利用すれば、チャンスをのがすこともありません。
もちろん今ではそんな副業をしなくても、食べていけるようになったわけ
ですが、独立した年は、まだ上の子どもが生まれたばかりということもあ
り、恥ずかしい話ながら、0歳の子どもをおんぶしながら夫婦でポスティ
ングをしていた時期もありました。やはり本業だけで食べていけずアルバ
イトをすることに悔しさはいつも感じて、「いつかは見てろよ!」と思っ
ていました。
「アルバイトなんて、そんなかっこ悪いことはできない」なんていう人も
いるかもしれませんね。でも、理想を追い求め過ぎると、うまくいかない
ことが多いんじゃないでしょうか。かっこ悪いことをしながらも、その屈
辱をバネにして、原動力に変えていける人が、強くなれるのだと思います。




